サバイバルヘルパー
第2章 島
半分に切った、ペットボトルの底の部分を、いましがた掘った穴の中に、切り口を上にして置いた。
その上から、骨をはずした傘のシートの部分を穴の上にかぶせ、石で固定させ、さらにシートの真ん中に小さな石を置いた。
穴の中に入れた海水を、太陽の熱で蒸発させ、傘のシートの表面に水蒸気を集めると、石を置いて下がった中央にたれていき、ペットボトルのコップの中に落ちてくるという仕組みだ。
「これ、テレビでやってた。まさか、本気でやることがあるなんてな……」
だが、それが俊輔に知識を思い出させた。
薬が入っていたビニール袋を出して、日が当たっている葉っぱにかぶせ、アダプターコードを使って口をしばった。
「これで、植物から水をいただくことができる。微量だが、太陽の熱で葉っぱから蒸発した水蒸気が出るはず。これを貯めればなんとか……」
考えると、気の遠くなるような話だった。
それも、水は二人分必要である。
今すぐにでも、少し水気が欲しいところだ。
その上から、骨をはずした傘のシートの部分を穴の上にかぶせ、石で固定させ、さらにシートの真ん中に小さな石を置いた。
穴の中に入れた海水を、太陽の熱で蒸発させ、傘のシートの表面に水蒸気を集めると、石を置いて下がった中央にたれていき、ペットボトルのコップの中に落ちてくるという仕組みだ。
「これ、テレビでやってた。まさか、本気でやることがあるなんてな……」
だが、それが俊輔に知識を思い出させた。
薬が入っていたビニール袋を出して、日が当たっている葉っぱにかぶせ、アダプターコードを使って口をしばった。
「これで、植物から水をいただくことができる。微量だが、太陽の熱で葉っぱから蒸発した水蒸気が出るはず。これを貯めればなんとか……」
考えると、気の遠くなるような話だった。
それも、水は二人分必要である。
今すぐにでも、少し水気が欲しいところだ。