
サバイバルヘルパー
第13章 新事実
「あなたが、私を蹴り落として、私は岩場になんとかたどり着いたけど、俊輔さんが乗ったいかだは、どんどん流されていきました。あれから、2日、つまり、一昨日の午前1時くらいでした」
俊輔は顔をしかめる。
「え……その間、なにをしてたんだ? ぜんぜん、わからないよ」
「私は本土まで、流されたと思いましたよ……だから、姉と二人で、どうしようかと話し合って、心配しながら過ごしてたんです」
『バンッ!!』
俊輔はちゃぶ台を叩いた。
久美子と小幸は、体をビクつかせた。
「俺は帰るよ。ここにはいたくない。もちろん、帰ったら警察には遺体の事は話す。けど、あんた達二人のことは言わないよ。それは、俺には関係ないことだし……。おそらく、あんた達も事情は聞かれるだろうけど、それは、二人の問題。自首するか、隠し通すかは、久美子さん。あなた次第ですよ」
俊輔にそう問われ、久美子はうつむいて口をしめる。
俊輔は小幸に、顔を向けた。
「小梅さんと仲良かったんだろ。あんたがいま着てるその服も、小梅さんの服じゃないの? 形見にしてんでしょ。だから、いつもあの家に入ってたんじゃないの? 俺を監視しながらさ」
小幸は声を上げ咽び泣いた。
俊輔は顔をしかめる。
「え……その間、なにをしてたんだ? ぜんぜん、わからないよ」
「私は本土まで、流されたと思いましたよ……だから、姉と二人で、どうしようかと話し合って、心配しながら過ごしてたんです」
『バンッ!!』
俊輔はちゃぶ台を叩いた。
久美子と小幸は、体をビクつかせた。
「俺は帰るよ。ここにはいたくない。もちろん、帰ったら警察には遺体の事は話す。けど、あんた達二人のことは言わないよ。それは、俺には関係ないことだし……。おそらく、あんた達も事情は聞かれるだろうけど、それは、二人の問題。自首するか、隠し通すかは、久美子さん。あなた次第ですよ」
俊輔にそう問われ、久美子はうつむいて口をしめる。
俊輔は小幸に、顔を向けた。
「小梅さんと仲良かったんだろ。あんたがいま着てるその服も、小梅さんの服じゃないの? 形見にしてんでしょ。だから、いつもあの家に入ってたんじゃないの? 俺を監視しながらさ」
小幸は声を上げ咽び泣いた。
