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あたしのこと 

第1章 はじまり ~誕生から幼少期~

通院。

海辺の道を母の運転する車で走る。

潮風が気持ちいい。


この、海辺の道のドライブゎ好きだった。

でも だんだん気持ちが暗くなる


白い大きな建物が見えてくる。


先生ゎ優しい人だった。

あたしのお話をたくさん聞いてくれた。



あたしゎ未熟児で生まれたせいで
体の発育が悪いらしく、しばらくこの病院に通わなければならなかった。

骨にあまり負担をかけちゃいけないって事で

運動を制限された。

具体的にゎ急に立ち上がらない。
走ってわダメ。

友だちともうかけっこ出来ないと思うと涙が出た。


あと、毎回でゎないけど すごく大きな注射を打たれた。

初めての時ゎホントに死ぬかと思った。

足をバタバタして、必死で母に助けを求めた。

看護婦さんにぎゅ~~って押さえつけられて

大声で泣きながら
『痛い!痛い! お母さん、助けて 助けて』

母の顔を見ると母も泣いていた。

看護婦さんも泣いていた。

あたしゎジタバタするの やめた。


泣いたり 痛がったのゎ最初だけ。


2回目からゎ 泣かなかった。

母や看護婦さんが手を握ってくれる事もあったけど

その時ゎ ぎゅ~~っと握りかえした。


注射の回数ゎだんだん減ったけど

好きにゎなれなかった。

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