sugar-holic
第11章 イベント準備
庶務課に確認すると、あるけどサイズが合わないとの返事だった。
「企画運営の林課長に聞いてみるわ」
そう言って、販売ブースから飛び出した。
林課長を探して会場を回っていると、浅野社長と出くわしてしまった。
「梢さん?どうかしたのかい?」
「あ…浅野さん…」
焦った表情で林課長を探しているのを見咎められた。
「もう戻ろうかと思ってたんだけど…何かあった?」
「はぁ…」
どうしよう。
でも…もしかしたら。
浅野社長なら、私たちと違うツテがあるかもしれない。
「浅野社長、筋違いだと分かってお聞きします」
「ん?」
「御社で取引している什器レンタル会社を紹介していただけませんか?」
突然の申し出に、浅野社長の目が丸くなった。
「もしも使っていない陳列用の棚があれば、貸してもらいたいんです」
「棚?届かなかったの?」
「いえ…違うものが搬入されてまして」
私の顔がよっぽど切羽詰まっていたんだろう。
浅野社長は天上に目を向け
「ふぅん」
と声を洩らすと、私に笑いかけた。
「何処に置く、どんなものか。とりあえず場所を見せてくれる?」
「はい!!」
「企画運営の林課長に聞いてみるわ」
そう言って、販売ブースから飛び出した。
林課長を探して会場を回っていると、浅野社長と出くわしてしまった。
「梢さん?どうかしたのかい?」
「あ…浅野さん…」
焦った表情で林課長を探しているのを見咎められた。
「もう戻ろうかと思ってたんだけど…何かあった?」
「はぁ…」
どうしよう。
でも…もしかしたら。
浅野社長なら、私たちと違うツテがあるかもしれない。
「浅野社長、筋違いだと分かってお聞きします」
「ん?」
「御社で取引している什器レンタル会社を紹介していただけませんか?」
突然の申し出に、浅野社長の目が丸くなった。
「もしも使っていない陳列用の棚があれば、貸してもらいたいんです」
「棚?届かなかったの?」
「いえ…違うものが搬入されてまして」
私の顔がよっぽど切羽詰まっていたんだろう。
浅野社長は天上に目を向け
「ふぅん」
と声を洩らすと、私に笑いかけた。
「何処に置く、どんなものか。とりあえず場所を見せてくれる?」
「はい!!」