sugar-holic
第11章 イベント準備
販売ブースに戻ると、池上くんと倉田くんがカウンターの設置をしているところだった。
「あ、課長。林課長、捕まりました?」
「ううん。別の人に頼んで」
「別…って!!」
私の後ろに浅野社長がいる事にやっと気付いたみたいで、倉田くんが驚きの声をあげた。
「何で…!?」
「ちょっと様子を見に来て」
浅野社長は販売ブースをぐるっと見回して、倉田くんに話しかけた。
「棚のサイズが合わないんだって?」
倉田くんが一瞬私を見た。
けれど、すぐに視線を浅野社長に戻して
「はい。お客さんの目に留まりやすい様に高めのシェルフを頼んだんですが…」
「これが届いた、か」
そこにあったのは、2m位の高さのものだ。
「確かにこれでは、人の頭でほとんど見えないだろうね」
「そうなんです」
「ふぅ…ん」
浅野社長は、棚と周りを見回すと、何かを考えるように顎に手を当てた。
すると、倉田くんが私の肩をトントンと叩き、手招きした。
「あ、課長。林課長、捕まりました?」
「ううん。別の人に頼んで」
「別…って!!」
私の後ろに浅野社長がいる事にやっと気付いたみたいで、倉田くんが驚きの声をあげた。
「何で…!?」
「ちょっと様子を見に来て」
浅野社長は販売ブースをぐるっと見回して、倉田くんに話しかけた。
「棚のサイズが合わないんだって?」
倉田くんが一瞬私を見た。
けれど、すぐに視線を浅野社長に戻して
「はい。お客さんの目に留まりやすい様に高めのシェルフを頼んだんですが…」
「これが届いた、か」
そこにあったのは、2m位の高さのものだ。
「確かにこれでは、人の頭でほとんど見えないだろうね」
「そうなんです」
「ふぅ…ん」
浅野社長は、棚と周りを見回すと、何かを考えるように顎に手を当てた。
すると、倉田くんが私の肩をトントンと叩き、手招きした。