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sugar-holic

第16章 まさか…

「やるって…ここで!?」

「3人だけど、いい?」

亮くんがマスターを見ると、マスターがにっこり微笑んで頷いた。

「どうぞ。大歓迎です」

「ありがとう」

女の子はマスターにお礼を言うと、店の外にいる人に声をかけた。

「大丈夫ですって」

「誰?ベリー?」

ベリー?外国の人?

「もう!!高橋さんの前で言ったら殴られるからね!?」

亮くんを軽く睨むと

「高橋さんは仕事終わったら来るって」

「じゃあ誰?」

「こんばんは。やっとかめやね」

謎の言葉を話ながら入ってきた人を見て、私は驚きで目を丸くした。

「浅野社長」

思わず呟いた声に、社長が私を見た。

「あれ?梢さん!?」

「え!?二人、知り合い?」

亮くんが驚きの声をあげた。

「仕事の…取引先の社長さん」

「へぇ…偶然」

亮くんが浅野社長を見ると

「梢さんは…一人?」

グラスは一つしかないし、すぐ分かる嘘ついても仕方ない。

「です。あはは」

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