sugar-holic
第17章 思い出してしまうから
シュンとした私に
「とか言いつつ、酒を勧めた俺が一番悪いんだけどね」
そう言って笑ってくれて、少しだけ気分が軽くなった。
「次から気を付けます」
「ん」
浅野さんはにこっと笑って、コーヒーを飲み干すと
「さて、と。朝ごはん、どうする?」
言われて、お腹が空いているのに気付いた。
「どう、って?」
「食べに行くか、何か買いにいくか」
そう言って、浅野さんは冷蔵庫の中を覗き込んだ。
「普段料理しないから、冷蔵庫に大したもの入ってなくてね」
「あ…」
浅野さんの後ろから、冷蔵庫の中が見えてしまった。
卵と野菜。食パンらしき袋。
朝ごはんくらいなら何とかなりそうなのに。
「作りませんか?」
「え?」
「朝ごはんくらいなら、これだけあれば作れますよ?」
浅野さんは、瞬きをして私を見た。
え?この反応、何?
「あ…ごめんなさい。出過ぎましたね」
「あ、いや、そんな事はない…けど…」
語尾を濁すように話したと思ったら、ふぅっと息を一つついて
「じゃ…そうしますか?」
浅野さんはそう言うと、微笑を浮かべた。
「とか言いつつ、酒を勧めた俺が一番悪いんだけどね」
そう言って笑ってくれて、少しだけ気分が軽くなった。
「次から気を付けます」
「ん」
浅野さんはにこっと笑って、コーヒーを飲み干すと
「さて、と。朝ごはん、どうする?」
言われて、お腹が空いているのに気付いた。
「どう、って?」
「食べに行くか、何か買いにいくか」
そう言って、浅野さんは冷蔵庫の中を覗き込んだ。
「普段料理しないから、冷蔵庫に大したもの入ってなくてね」
「あ…」
浅野さんの後ろから、冷蔵庫の中が見えてしまった。
卵と野菜。食パンらしき袋。
朝ごはんくらいなら何とかなりそうなのに。
「作りませんか?」
「え?」
「朝ごはんくらいなら、これだけあれば作れますよ?」
浅野さんは、瞬きをして私を見た。
え?この反応、何?
「あ…ごめんなさい。出過ぎましたね」
「あ、いや、そんな事はない…けど…」
語尾を濁すように話したと思ったら、ふぅっと息を一つついて
「じゃ…そうしますか?」
浅野さんはそう言うと、微笑を浮かべた。