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sugar-holic

第18章 旧友からの助言《倉田side》

道がすいていたせいもあるかもしれないけど、思っていたより早く着いてしまった。

アポを取った時間よりも30分くらい早い。

さすがに訪ねていくのもな…

「早く着きすぎましたね」

「そうね…とりあえず、行ってみる?」

「無駄な気もしますけど」

俺の返事に、疑問を浮かべたまま小首を傾げた。

「ま、いいですけど?」

アポ取った時間じゃなきゃ会えないって事、知らないのか。

内心笑みを浮かべると、車から降りた。

受付に行って、浅野社長に取り次いでもらう。

「申し訳ございません。ただいまミーティング中でして…」

「いいんです。早く来すぎたこっちが悪いんだから」

受付嬢に笑いかけて、課長に向き直ると…

いない。

は?どこ行ったんだよ!?

辺りを見回すと、浅野企画の制服を着た女の子と話をしている。

何かやけに親しそうに接してるな。

知り合いでもここに勤めてるんだろうか?

俺の視線に気付いたのか、女の子と別れて俺の方に足早に近付いてきた。

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