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sugar-holic

第18章 旧友からの助言《倉田side》

意味ありげな笑いを浮かべながら、連れていかれた先は…

「喫茶店…ですか」

なんて事はない、普通の喫茶店。

「うん。ちょっと休んでいこ」

何でわざわざこんなところで?

少しだけ不思議に思いなからも、課長のあとに続いて店に入った。

「いらっしゃいませ」

ウェイターらしき男がこっちを見て挨拶して…

「あ!梢ちゃん!」

驚いたように声を上げた。

梢ちゃん!?

「来てくれたんですね」

嬉しそうに笑顔を浮かべた男に、つられたように笑顔を浮かべて話し出した。

「うん。浅野さんとの商談まで時間が空いて」

「で、ついでに暇潰し?」

「と言うより、偵察?浅野さんが絶賛するコーヒーを飲んでみたくて」

浅野さん…って、浅野社長の事だよな。

へぇ…。この店は浅野社長の行きつけなのか。

…にしても。

何でアンタがそんな事知ってるんだ?

「あの後、浅野さんにコーヒー淹れてもらったら、ちゃんとお湯を沸かし直してたよ」

「え?…あぁ、亮に言った話を覚えてたんだ」

「でも違いが分からないって」

二人はクスクス笑いながら話している。

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