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sugar-holic

第18章 旧友からの助言《倉田side》

何でイチと課長が知り合いなんだ?

「じゃあ、すぐに淹れますから、お好きな席へどうぞ」

不審に思う俺をよそに、イチはテーブル席のある方向へ手を向けた。

「どこでもいいの?それならカウンターにしない?」

ちらっと店内を見てから、課長は俺に同意を求めてきた。

別にどこに座っても同じだろ?

「いいですよ」

カウンターの前の、少し高めのスツールに腰かけると、イチが水とおしぼりを持ってきた。

「ブレンド2つですね。お待ちください」

注文確認をすると、イチはカウンターの奥に入っていき…

「あ、ちょっと行ってくるね」

課長はトイレのある方向を指差した。

「あ、どうぞ」

一人でカウンターに座って待っていると、イチがコーヒーを持ってきた。

「お待たせ。あれ?梢ちゃんは?」

「トイレ」

「あ、そう」

イチは少しだけ笑みを浮かべて、カウンターにコーヒーを置いた。

「なぁ、二人ってどういう知り合い?」

俺の問いに、イチは眉をしかめた。

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