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sugar-holic

第18章 旧友からの助言《倉田side》

「何?気になるのか?」

「違ぇよ。意外な組み合わせだから」

イチは首を傾げて考えると

「うーん…飲み友達?」

何だよ。合コンでもやったのかよ!?

「俺の彼女の弟が働いてるバーに梢ちゃんが来てて。こっちも浅野さん連れてたから、一緒に飲んだ」

は?

「浅野さんって、浅野企画の?」

「そう。彼女の勤め先なんだ」

へぇ…。世間って狭いのな。

さっき浅野企画へ行ったとき、女の子と親しげに話してたけど…

もしかして、イチの彼女だったのかな?

「意外な組み合わせって言えば」

イチは周りを窺って、俺の側に寄ると

「梢ちゃんと浅野さんって、そういう仲なのか?」

小声で問われて…返答に困った。

「…そういう、って?」

「酔って動けなくなった梢ちゃんを連れて帰ったからさ」

驚いてイチを見ると、イチは眉を上げて

「ん?付き合ってるんじゃないのか?」

「いや…どうなんだか」

首を傾げて見せると、イチは腕を組んだ。

「お互いに名前で呼びあったり…ただの仕事関係じゃないように見えたけどな」

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