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sugar-holic

第19章 俺の女神

助手席に乗り込み、シートベルトを締める。

車はスムーズに走り出して…

「…で、打ち合わせって…?」

会社着いたら出来るのに、何で今、車の中で?

不審に思って聞いてみると、

「アンタ、趣味が悪い…ってか、見る目がない?」

「はぁ!?」

突然の言葉に、倉田くんを凝視した。

「2番は、数合わせって言うか…捨て案です」

「捨て案…」

瞬きをして、手元の資料を探る。

「えー、これが!?」

見直しても、やっぱり理解できない。

何でこれが捨て案なの!?

「見直しても、センスのない人には分からないんですかね」

その口調にカチンとした。

「ごめんなさいね。理解できなくて!!」

横目で倉田くんを睨み付けた。

この嫌みったらしい話し方が気に食わない!!

何だっていうのよ!?

「デザイン部でも『イマイチ』って言われてるやつなんだから。会社戻って2番が良いとか言わないで下さいよ!?」

あ…そういう事。

だから会社戻る前に話したかったの…?

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