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sugar-holic

第21章 親睦会

…まんざらでもなさそうな素振りだよね。

平谷次長と目が合って、二人で笑いを浮かべると、芹澤さんが矢口さんに言った。

「オジサンで申し訳ないね」

「いえいえ!そんなんじゃないですけど!!」

手を振って否定するその慌てぶりに、皆の顔が綻んだ。

「芹澤さん、大丈夫ですって」

倉田くんが笑いながら平谷次長を指差して

「次長はうちに居たとき、社内で一番若い子と付き合ったんですよ?」

「えー!?」

矢口さんが口を押さえて叫んだ。

「本当ですか!?」

芹澤さんが次長に質問して、次長は照れくさそうに

「まぁ…そうなるかな」

と視線をさ迷わせた。

「彼女っていくつなんですか!?」

「えっと…22…今度23になるかな」

「にじゅうに!?」

矢口さんが叫び、芹澤さんが口笛を吹いた。

「えっ!?じゃあ、次長は?おいくつでした!?」

「…32」

「10コ下!?」

「いや、9つ」

矢口さんと次長のやりとりに、芹澤さんがうわぉと感嘆の声をこぼした。

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