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sugar-holic

第22章 契約して下さい

「契約!?」

唐突に突き付けられた単語に、瞬きをして倉田くんを見返した。

「今度のプロジェクト、必ず成功してみせます。
で…成功したら」

私の座っている椅子の肘掛けに両手を置くと、そのまま正面から体を屈めてきて…

真正面から視線が合って、その目力に、視線を反らすこともできない。

身動きさえ許されないような雰囲気の中で、お互いに見つめあった。

「俺の言う事聴いて下さい」

「…は?」

思ってもみない言葉に、馬鹿みたいに倉田くんを見つめた。

それ…どういう意味?

「成功させたいんですよね?」

「それはそうだけど…」

だからって、俺の言うことを聴けって…ありなの!?

私の混乱なんか意に介さず

「じゃあ、成立」

そう言ってニッと笑うと、さっき座ってたスツールまで戻って、缶ビールを手にした。

「乾杯しましょう」

はい?

倉田くんの行動が私の理解の範疇を越えていて、呆然と倉田くんを見てしまった。

…酔っぱらってるから…なの!?

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