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sugar-holic

第24章 最後に《倉田side》

「比呂子さんが買ってきてくれたのか。あとでお礼しないとな」

ペットボトルをテーブルに置くと、史華が手を振った。

「あ、それを渡してきたのは吉田さんじゃないよ?」

「は!?」

じゃあ誰なんだよ!?

「んーと…何て言ったかな…?」

唇に人差し指を置いて、トントンと叩きながら思い出そうとしてる。

「あ、トモノリの上司って、女の人なんだね」

急にそんな事を聞かれて、ギクッとした。

何でこの流れであの人の話になるんだよ!?

「私がいた頃は女の人はチーフ止まりだったのに、変わったね」

史華は唇から指を離して、フフッと笑う。

まるで話は終わったと言うかのような雰囲気に、嫌な予感がして額に手を置いた。

「ちょっと待て」

「ん?」

「比呂子さんだけじゃなくて…他にも誰かいたのか?」

俺の問いに、史華はきょとんとして

「ん?言わなかった?課長だって人もいたよ?」

聞いてねぇよ!!

「その人がこれを渡してって。お見舞いだって言ってた」

そう言ってレジ袋を俺に差し出した。

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