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sugar-holic

第25章 約束って、何?

「それで、水蒸気の発生原因は…」

「宇佐見、ストップ!!いい加減朝御飯食べたい!」

比呂子さんが止めると、はっと我に返ったみたいで、急にしゅんとして謝ってきた。

「ごめんなさい」

「いえ、そんな…」

「はいはい、ご飯食べるよ」

2回手を叩いて皆の注意を自分に向かせると、テーブルの上に土鍋を置いた。

土鍋?

「宇佐見、あんたも食べるっしょ?」

「あ…軽くでいいけど」

「分かってる」

比呂子さんが土鍋の蓋を開けると、フワッと湯気が立って…

「お粥!?」

「うん。朝粥にハマってるんだ」

付け合わせに、梅干しや佃煮、野菜の炒め煮とかまであって、結構バリエーション豊富だ。

「わぁ!すごい!!美味しそう!!」

喜んで席につこうとすると、携帯がメール着信の音を奏でた。

「え?誰だろ?」

「彼氏?」

比呂子さんの軽口に笑いながら

「それはない」

そう答えて、メール画面を呼び出した。

あ、何だ。利用サイトからのお知らせメールか。


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