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sugar-holic

第26章 応援するけどな

「えぇっ!?」

絶望的な声をあげると

「いいじゃん。直接が嫌ならメールでもいいんだし」

「聞いといた方が安心かも」

二人して…親身な振りして面白がってるでしょ!?

「とりあえず、メールで返事すれば?」

比呂子さんにそう言われ、渋々携帯を手にした。

えっと…何を打とう?

『おはようございます。
何か食べられたなら良かった
コンビニで急遽用意したので
大したものじゃなくてごめんなさい』

私の手元を覗き込んだ比呂子さんが、フッと鼻で笑うと呟いた。

「空々しい内容」

うっ…。

打ち込んでる私もそう思ってますよ!!

だけど、用件だけのメールって無いでしょ!?

『無理しないで
休日はゆっくり体を休めて下さい』

…さて、どう切りだそうか。

指を止めて考えていると

「ズバッと聞いちゃえ!!」

比呂子さんが後押しをする。

ズバッと…ねぇ。

『所で、約束って何だっけ?』

そう打ち込んで、画面を見返し、苦笑いを浮かべた。

いやいや、さすがにこれはないでしょ!?

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