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sugar-holic

第28章 勘違いしないで

…あれ?

入荷予定の一覧表と、仕入伝票をチェックしていて、数量違いに気付いた。

「倉庫まで在庫確認に行ってきます」

一番近くにいた優菜ちゃんに声をかけて、倉庫に向かう。

物流部の人に確認をとっていると

「課長?何してるんですか?」

後ろから声をかけられ、心臓が縮まった。

何でいるのよ!?

「倉田くん…外回りじゃなかったっけ?」

「確認です。これが済んだら行きます」

倉田くんの手元には、入荷予定の一覧表。

「そっちは何してるんですか?」

「午前中の入荷、予定と数が違うから、確認」

「え?どれが!?」

倉田くんの一覧表の、今日の予定分を探すと 、指で指し示した。

「ここの、中サイズと小サイズ。数字が逆になってる」

倉田くんは一覧表と伝票を見比べて

「あぁ…確かに」

「伝票を切り間違えたなんて事はないだろうけど、実際どうなのか確かめないとね」

「怒るに怒れませんしね」

倉田くんはそう言って、くくっと喉の奥で笑っている。

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