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sugar-holic

第31章 いい加減自覚しろよ

「くそっ…!」

倉田くんの声が近い所でした…と思ったら。

ガリッ!!

温かい感触と共に、鋭い痛みが左肩を襲った!!

「痛っ…!痛い!!倉田、くんっ!!いたっ…!」

逃げようともがいても、倉田くんがそれを許してくれない。

左肩に歯を立てられ、噛みつかれて痛いのに…

押さえつけられてる手の強さ。

左頬をくすぐる、倉田くんの前髪。

首筋に当たる吐息。

倉田くんに触れられてる所、全部が、熱い。

「はぁ…っ」

首もとから倉田くんが離れて、自然に視線が絡む。

はらりと目の縁に前髪が垂れて…

それをかきあげる仕草に、ドクンと心臓が跳ねた。

「すげぇ事になってる」

倉田くんがそう言って、嬉しそうに唇を曲げて笑う。

「何…」

問いかける前に

「んっ…!!」

唇を塞がれた!!

荒々しく、無理やり舌をねじ込まれて、口内を蹂躙される。

私の舌をすくい、絡めて吸われ…

相変わらずのキスの巧さに、力が抜けてしまった。

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