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sugar-holic

第31章 いい加減自覚しろよ

倉田くんに触られる度に、ビクビクと体が過剰に反応してしまう。

少しでも反応しないように、固く目を閉じて耐えていると

「ははっ。左か」

納得するかの呟きが聞こえた。

途端。

ぺろっ

耳の縁を舐められた。

「んぁあっ!!」

ゾクゾクした快感が駆け巡り、肩をすくめてそれを逃がすのに

「こうされるの、好きなんだろ?」

低い声で囁かれて、甘噛みされて…

「あっ…やぁ…んっ!!」

自分の声が甘くなっていくのが分かる。

恥ずかしいのに、止められなくて…

それが更に羞恥心をくすぐる。

どうにか堪えようとして、すがれるものを探した。

だけど、縛られた上にベッドに固定されてる。

それでも無意識に指先を伸ばし、ベッドの柵を握りしめた。

「それで我慢できる?」

倉田くんはクスクス笑うと、右耳を指で弄りながら、左耳を舌で攻めてくる。

「はっ…くっ!!ぅんっ!!ん…っ」

今までに感じたことのない快楽に、くねりそうになる腰を抑えて、柵を握る手に力をこめた。

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