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sugar-holic

第33章 誓い

ティッシュペーパーで体にかかった精液を拭き取っていると

「他には?この際だから、言いたいことあるなら聞きますよ?」

倉田くんが腕組みをして私を見た。

「じゃあ…ずっと気になってたけど…」

下唇を軽く舐めて潤すと、

「国体が終わったら、何が望みなの?」

俺のいうことをきけって、何なのよ!?

すると倉田くんは鼻先で笑うと

「前にも言いましたけど。俺のものになって、って」

「どういう…意味で?」

「言わないと分かりません?」

指先で顎をすくうように取られて、上を向かされ
て。

ドクン、ドクンと心臓が高鳴っていく。

「誤解しそう…だから…」

「誤解って?」

「付き合って、って…聞こえる」

それを聞いて、倉田くんはクスッと笑うと

「そうだったら、どうします?」

目を細くして質問してきた。

…ズルい。

ここまで来て、自分の気持ちを隠すの?

「…私に…拒否権って、あるの?」

不意に顎を支えていた指が離れた。

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