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sugar-holic

第1章 いきなり転勤!?

そうだ。せっかくだから、予備知識作っておこう。

「岐阜支社の人って…どんな感じですか?」

「うーん…。ここよりはアットホームって感じかな」

へぇ…。やっぱり地方だと干渉してくる人が多いのかな。

「割に仲いいけど、家庭大事にしてる人が多いから、飲み会以外で飲むこと少なかったな」

ん?あっさりしてるの…かな?

「あとは…ハッキリ断らないって人が多い。雰囲気で察しろ、みたいな」

「難しいですね…」

「まぁ、習うより慣れろって言葉もあるしな」

そう言ってくすくす笑った。

あ。平谷次長の笑った顔、久々に見た。

「次長ってイケメンですよね」

何気なく言った言葉に、次長は照れたみたいで、焦ったように言った。

「な、何だ!?」

「前から思ってたんですよ?モテるんだろうなって。でも誰の誘いも乗りませんよね」

「彼女、いるから」

照れたように…でもちょっと嬉しそうに見えるのは、気のせいではないだろうな。

ベタ惚れってやつ?次長が…ねぇ。

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