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sugar-holic

第1章 いきなり転勤!?

「あ、やっぱり。…もしかして、岐阜に?」

小さく頷いて

「ナイショな」

なんて言うから…。

「内緒って事は、支社の人ですね。素敵な人なんでしょうね」

ちょっと意地悪してしまう。

遠距離恋愛って事なら同じ立場なのに。

何で次長はうまくいって、私は振られるんだろう!?

いや、振られたんじゃない!!振ったの!!

「まぁ、向こうに行けばすぐ分かるだろうから、仲良くしてやってくれ」

すぐ分かるくらいオープンな付き合いなのか。

やるなぁ、平谷次長。

「はい。会うの、楽しみです」

にこっと笑って言うと、平谷次長はポケットから何かを取り出し

「はい、お餞別」

「ありがとうございます…って、え?」

手のひらに落とされたのは…飴?

「そのうちちゃんとしたの渡すから、今日は仮な」

「そんな事言うと、期待しますよ!?」

くすくす笑いながら飴を見ていると

「心配しなくても、梢さんなら皆と上手くやれるさ」

おっ!!太鼓判押されちゃった。


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