
アクセサリー
第2章 最強タッグ
誰もいなくなった家を見渡して、
壁にかけてある時計に目をやった。
「もう、11時か…17時にはあきらちゃんだからまずは新聞チェックね、ジェイクは14時でいっか」
七海はiPad片手にソファーに深く腰掛けた。
朝日、読売、産経、日経、スポーツ紙、
週間雑誌にも一通り目を通した。
「今日は特に気になる話題もない?かな?」
そんな時目に飛び込んできたのがそうちゃんのぱぱだった。
社長室と思われる椅子に堂々と腰掛け、腕を組んでいる写真が載っていた。
エキゾチックな顔立ち。そうちゃんに似てる。
見出しには大きくM&A成功3社合併と書いてあった。
「これはようチェックね。」
七海はiPadを裏返し、サイドテーブルへ置いた。
窓の外の景色に目をやった。
と、そこへ大きな着信音が鳴り響いた。
びくっとしてダイニングテーブルにあるiPhoneを取りに小走りをした。
「はい、七海です。藤堂さん?」
「あ、七海ちゃん?今日空いてる?お願いしたいんだけど。」
「え?今日ですか…」
「ごめん、急だよね、急だから時間は合わせるよ23時ぐらいでいいからどうかな?今日は連れもいるんだ」
「23時なら大丈夫です。ただその前に一件入っているので、そこだけ了承下さいね。」
七海は迷ったが、馴染みのお客さんだったので断れなかった。
「おお!そうだったのか!悪いね、助かるよ。では23時すぎても構わないよ。いつもの店で待ってるからよろしく頼むね。」
「はい、藤堂さんありがとうございます。お会いするの楽しみにしてます。」
はぁ…なんで仕事入れちゃったんだろ…でも仕事が後に入ってよかったかも。今日どうなるか分からないしね。
七海は少し憂鬱な気分になってしまった。
冷蔵庫からビールを一本取り出し、缶のままぐびぐび飲んだ。
壁にかけてある時計に目をやった。
「もう、11時か…17時にはあきらちゃんだからまずは新聞チェックね、ジェイクは14時でいっか」
七海はiPad片手にソファーに深く腰掛けた。
朝日、読売、産経、日経、スポーツ紙、
週間雑誌にも一通り目を通した。
「今日は特に気になる話題もない?かな?」
そんな時目に飛び込んできたのがそうちゃんのぱぱだった。
社長室と思われる椅子に堂々と腰掛け、腕を組んでいる写真が載っていた。
エキゾチックな顔立ち。そうちゃんに似てる。
見出しには大きくM&A成功3社合併と書いてあった。
「これはようチェックね。」
七海はiPadを裏返し、サイドテーブルへ置いた。
窓の外の景色に目をやった。
と、そこへ大きな着信音が鳴り響いた。
びくっとしてダイニングテーブルにあるiPhoneを取りに小走りをした。
「はい、七海です。藤堂さん?」
「あ、七海ちゃん?今日空いてる?お願いしたいんだけど。」
「え?今日ですか…」
「ごめん、急だよね、急だから時間は合わせるよ23時ぐらいでいいからどうかな?今日は連れもいるんだ」
「23時なら大丈夫です。ただその前に一件入っているので、そこだけ了承下さいね。」
七海は迷ったが、馴染みのお客さんだったので断れなかった。
「おお!そうだったのか!悪いね、助かるよ。では23時すぎても構わないよ。いつもの店で待ってるからよろしく頼むね。」
「はい、藤堂さんありがとうございます。お会いするの楽しみにしてます。」
はぁ…なんで仕事入れちゃったんだろ…でも仕事が後に入ってよかったかも。今日どうなるか分からないしね。
七海は少し憂鬱な気分になってしまった。
冷蔵庫からビールを一本取り出し、缶のままぐびぐび飲んだ。
