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幸せになるための魔法~一粒の雫~

第4章 鬼

里帰りの日が近づいてきたある日。



私がお風呂に入ろうと服を脱いでいるのをボーッと見ていた彼が、



「なんか…お相撲さんみたいだな」


と呟いた。



とても、傷ついた。

でも、私は笑ってしまった。



嫌われたくなくて。


「そうかな…へへ」





――――こいつは、何言っても傷つかない。


今思えば、彼はそんな風に思っていたんじゃないか、とすら思う。

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