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蝶の様に麗しく

第1章 0話

幕末ーー

新撰組屯所では、副長の土方歳三がため息をついた。

「あいつ、まだ来ねえのかな……?」

あいつとはこの組で1番強い剣豪 新撰組一番隊組長 沖田総司だ。

総司は女みたいに美形。

その美しい総司はいつも悪戯しようと内緒で俺の部屋に真夜中に来ようとする。

そんな総司にわざと寝たふりをして、俺の部屋に来た総司を後ろから抱きしめてぺろりと舌で総司の唇を首筋を舐めれば。

総司は甘く、俺を求めて喘ぎ鳴いていく。

それは俺の唯一の楽しみになり、快楽を
覚える最高のひと時。

「煙管でも吸うか」

俺は煙管を吸い、
その時をひたすら待つ。

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