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硝子のルージュ

第1章 #1 甘い生活

確かに千種と鳴海は入社してもう4年になる。

そのあたりから乗務員試験を受けないかという話がちらほら出て来る。


(柏森さん……試験受けるのかな)


不安になりながら鳴海は戻って行った。


「あれ?星崎さん元気ないね。どうかしたの?」


まさか千種が乗務員登用試験受けるかもしれないなんて言えるわけがない。

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