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歌に載せて

第11章 とまどいながら 2002.02.13



翔「おかしいついでに言うけど



俺お前のこと好きだから」



雅「そんなっ、冗談きついよー」



翔「冗談じゃねぇよ
本気だから」


この思いが伝わるように
俺はまっすぐ雅紀を見つめた



雅紀はというと とまどうような素振りを見せていた


雅「俺は……」



ジリリリリ…



翔「ん?」


あともう少しというところで俺は目を覚ました



俺は、あの
雅紀の言葉の続きが気になって
眠りにつこうとしたが



結局あの夢を見ることができないまま





そして、日にちはすぎて
同窓会の日になった


「ひさしぶりじゃん 櫻井
元気にしてたか?」



翔「まぁ、ぼちぼちな」



久しぶりに会う同級生の姿は
当たり前だけど
年取ってて、なんか違和感があった



でも、その中に雅紀の姿を見つけることができなかった

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