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歌に載せて

第7章 Cry for you

コンコン



智「はあい」



潤「お邪魔しまーす」



あれから


俺たちは本当の兄弟のように仲が良くなっていた



潤「あのさ……友達の話なんだけどさ

もし、自分の大切な人の恋人なのにその人に恋をしてしまって諦められなかったら

兄さんだったらどうする?」


真っ直ぐな目で俺を見つめる君へ俺はベットに腰掛けながら答えた


智「まだ、若いんだし相手の幸せを願っているんだったら

身をひいたほうがいいんじやないかな」



潤「やっぱり、そういうとおもった

だけど俺はそうは思わないね


だってもしかしたら、俺のことを好きになってくれるかもしれないし



恋に遠慮はいらないと思ってるから

例え大切な人のものでも…


それに、その二人が本当に愛し合ってるとはわからないから」


その言葉のあとに潤は



ほんの少し片方の口角を上げニヤリと微笑んだ






それはまるで自分に言われてるみたいで

俺は


「そっか…」

としか答えることが出来なかった

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