歌に載せて
第7章 Cry for you
潤side
コンコン
貴方は控えめなノックのあとに俺の部屋へと入ってきた
智「……」
潤「どうしたの?」
多分お互いが緊張していて
心臓の音が相手に聞こえてしまうんじゃないかと心配になるほどだった
潤「取り敢えず、座りなよ」
智「うん…」
ドサッ
潤「じゃあさ、キスからやってみようか…」
智「えっ、いきなり?」
潤「いきなりも何も、それぐらいできないとダメでしょ
ほら」
そう言って俺は、目を閉じ唇を突き出した
智side
正直こんなことを弟となった潤くんに頼むのはおかしいと思うけど
俺は決心して扉を開けた
そしたら、いきなりキスからとか言い
挙句の果てには目も閉じてしまった
でも、その顔には引き込まれるものがあって俺は自分のくちびるを重ねた