歌に載せて
第7章 Cry for you
潤「な…んで?」
智「ん?ああ、家政婦の人に
潤くんの友達ですって言ったらどうぞーって通してくれたんだよ
4歳も離れてるのに(笑)
童顔だからかな」
潤「いや、そうじゃなくて
なんでここがわかったの?
なんでいるの?」
智「なんでって、
お前に会いに来たんだよ」
「ばか!
俺の気持ちも知らないでっ」
アメリカへ飛び立つ前日に聞かされた真実……
智の父親の会社を裏で仕切っていたのは俺の親だった
そしてある時、会社の重役の不正があらわになった
その不正を隠蔽するために
不幸なことに真面目で仕事熱心だった智の父親にその罪がなすりつけられたのだ
でも、大野父親はそれが不当解雇だと理由付けで訴えようとしてきていた
だから、裏の社会勢力を利用して
自殺と見せかけて何もかもなかったことにしようとしたのだ
そんなことは他にもあったから
なんてことない事のひとつだと高校生ながらも知っていた俺はそう思っていた
でも、いくら俺が高校生でも
なにもしなかった
智を救うことをしなかった…
過去だからもうやり直せないからこそ
もう、会う資格はないと思ったんだ
智「ん?ああ、家政婦の人に
潤くんの友達ですって言ったらどうぞーって通してくれたんだよ
4歳も離れてるのに(笑)
童顔だからかな」
潤「いや、そうじゃなくて
なんでここがわかったの?
なんでいるの?」
智「なんでって、
お前に会いに来たんだよ」
「ばか!
俺の気持ちも知らないでっ」
アメリカへ飛び立つ前日に聞かされた真実……
智の父親の会社を裏で仕切っていたのは俺の親だった
そしてある時、会社の重役の不正があらわになった
その不正を隠蔽するために
不幸なことに真面目で仕事熱心だった智の父親にその罪がなすりつけられたのだ
でも、大野父親はそれが不当解雇だと理由付けで訴えようとしてきていた
だから、裏の社会勢力を利用して
自殺と見せかけて何もかもなかったことにしようとしたのだ
そんなことは他にもあったから
なんてことない事のひとつだと高校生ながらも知っていた俺はそう思っていた
でも、いくら俺が高校生でも
なにもしなかった
智を救うことをしなかった…
過去だからもうやり直せないからこそ
もう、会う資格はないと思ったんだ