ガンダムカイザー
第5章 恋人たち
「や、やあ」
トータスに降りたハリーは少女を見つけて笑顔で手を振った。
次の瞬間、一瞬だけ見てしまったキレイな胸や女のコの所を思い出して真っ赤になった。
「ごめんね、あんなことになって。でも、わざとじゃないんだ。それは分かってほしい。それに湯気が多かったから何も見えなかったよ」
慌てて真っ赤になるハリーの様子に少女は吹き出して、きゃははと笑う。
「ん、もう。水の中なんだから湯気なんてあるわけがないじゃない」
笑いながら、少女もチラリと見てしまったハリーの下半身を思い出して真っ赤になる。
「いいわ、許してあげる。お互い様だし。それに助けてくれてありがとう」
少女は頬を赤らめて微笑む。
やっぱり可愛い。少女に許してもらえてホッとするハリーだが・・・。
「お互い様って・・わ~っ、わ~っ」
ハリーは下半身を隠すようにして真っ赤になる。
「ん、もう、バカ~」
少女は大声を上げて笑う。
「お嬢様が声を上げて笑ってるわ」
「あんなに楽しそうなお嬢様を見るのは久しぶりね」
侍女たちは少女の楽しそうな様子を感慨深く見守っている。
少女は由緒正しき巫女のセシル・スウィートである。
この世界の巫女は超越的な感覚を持った崇高な存在で、セシルは混沌やそれを起こそうとする悪意を感じることができる。
巫女としての宿命、混沌や悪意を感じるが故にセシルは暗くなりがちであり、侍女たちも心を痛めていたのだ。だから、セシルを心から笑わせることのできるハリーはありがたい存在である。
艦長 ピエル・カシムとクルーたちはこの世界を戦乱や混沌の恐怖から救うための旅を続けていた。
だから、混沌や悪意を感じることのできる巫女の力はトータスでは貴重なものであった。
無論、無理強いをされているワケではなく、セシルも自分の意思でトータスに乗って旅を続けている。
セシルもまた戦争の犠牲者であり、街を焼かれ、親や兄弟や仲間を失った。
もう悲劇を繰り返さないために巫女の力を使いたいというのがセシルの願いでもあった。
トータスにはマスターが何人かいるが、主に戦うのはニュータイプの二人であった。
短い髪がスポーティーで白く光る歯が美しいイケメンなキッド・ポーカー、サンシャインガンダムと契約をかわしている。
長い髪が美しいミステリアスな美女ユウリ・ミレニアム、ムーンライトガンダムと契約をかわしている。
トータスに降りたハリーは少女を見つけて笑顔で手を振った。
次の瞬間、一瞬だけ見てしまったキレイな胸や女のコの所を思い出して真っ赤になった。
「ごめんね、あんなことになって。でも、わざとじゃないんだ。それは分かってほしい。それに湯気が多かったから何も見えなかったよ」
慌てて真っ赤になるハリーの様子に少女は吹き出して、きゃははと笑う。
「ん、もう。水の中なんだから湯気なんてあるわけがないじゃない」
笑いながら、少女もチラリと見てしまったハリーの下半身を思い出して真っ赤になる。
「いいわ、許してあげる。お互い様だし。それに助けてくれてありがとう」
少女は頬を赤らめて微笑む。
やっぱり可愛い。少女に許してもらえてホッとするハリーだが・・・。
「お互い様って・・わ~っ、わ~っ」
ハリーは下半身を隠すようにして真っ赤になる。
「ん、もう、バカ~」
少女は大声を上げて笑う。
「お嬢様が声を上げて笑ってるわ」
「あんなに楽しそうなお嬢様を見るのは久しぶりね」
侍女たちは少女の楽しそうな様子を感慨深く見守っている。
少女は由緒正しき巫女のセシル・スウィートである。
この世界の巫女は超越的な感覚を持った崇高な存在で、セシルは混沌やそれを起こそうとする悪意を感じることができる。
巫女としての宿命、混沌や悪意を感じるが故にセシルは暗くなりがちであり、侍女たちも心を痛めていたのだ。だから、セシルを心から笑わせることのできるハリーはありがたい存在である。
艦長 ピエル・カシムとクルーたちはこの世界を戦乱や混沌の恐怖から救うための旅を続けていた。
だから、混沌や悪意を感じることのできる巫女の力はトータスでは貴重なものであった。
無論、無理強いをされているワケではなく、セシルも自分の意思でトータスに乗って旅を続けている。
セシルもまた戦争の犠牲者であり、街を焼かれ、親や兄弟や仲間を失った。
もう悲劇を繰り返さないために巫女の力を使いたいというのがセシルの願いでもあった。
トータスにはマスターが何人かいるが、主に戦うのはニュータイプの二人であった。
短い髪がスポーティーで白く光る歯が美しいイケメンなキッド・ポーカー、サンシャインガンダムと契約をかわしている。
長い髪が美しいミステリアスな美女ユウリ・ミレニアム、ムーンライトガンダムと契約をかわしている。