君は少しも悪くない。たぶん
第7章 IROあせない、想い
「続いては、東京都のきみどりさんからいただきました。」
「きみどりちゃん。ありがとうございます」
今日は、ラジオの収録日。
今メンバーでラジオやってるのは、俺とニノとリーダーだけ。しかも、全国放送してるのは俺だけだから…ちょっと責任感じちゃう。
「相葉くんがもし女子だったら、嵐の誰と付き合いたいですか?」
あーきたよこういう質問。
ってかこのコーナーさ、リスナーの恋のお悩みに答えるっていうのなんだけど。
「え〜誰だろ…ってかちかさん、これ恋のお悩みじゃなくない?」
心の中では結構苛立ってるけど、ここは笑いながらツッコむ。
俺だって伊達にアイドルやってねぇって。
「ま、まぁそうですけどね。相葉さんは誰と付き合いたいか、気になるし」
お前な…
「え〜ちかさんの趣味!?まいいや。でもマジ誰かな」
答えなんて最初から決まってるのに、
一応悩んでる振りをする。
「うーん、やっぱ翔ちゃんかなぁ。」
「それは、なぜ?」
「色々面倒みてくれそうじゃないですか?俺と違ってしっかりしてるし。」
つーか、女子じゃなくても付き合ってますが、なにか。