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誰かお願いつかまえて

第8章 持つべきものは………




『どこって……』


川端家にて抱き枕にされてました、なんて言えない!!


「……家まで来たのに人の気配しないから」


気配って…ていうか、家まで行っちゃってんの!?



『う、うん、今は外出中……なんか用事?』


「用事ってあんた……この多忙な私が!
昨日酔いつぶれたあんたを見舞ってやろうとしてんのにその言い草は何!?」


う……上から発言だ。怒ってる…



「まぁ、いいや。普通に話できるくらいには回復してるのね。


…昨日、ナミの様子おかしかったから心配だったの」



『……うん、もう大丈夫』


もう誰かそばにいてくれなくても大丈夫だし、怖くもない。



「…あのさ、無理しないで話してよ?

これでも付き合い長い友だちなんだから……」



ユズ……




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