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桜並木を見おろして【ARS・O】

第4章 宴

久しぶりの再会に、昔話は盛り上がった。

タケシさんが三線を弾きだした。

アッコさんがエイサーを踊りだした。

アッコさんが、大野さんの手を取って一緒に踊る。

ひとしきり踊った後、二人はふーふー言いながら座り込んだ。

「駄目だ、疲れたー!」

大野さんはヘロヘロだ。

「歳とったのよ、おじい!」

アッコさんがケラケラと笑う。

「おめーも同い年だろが!」

大野さんは、息絶え絶えにアッコさんに突っ込む。

タケシさんは、私を見て言った。

「小春さんも踊ってよ。舞、見たいな。」


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