
先生…お願い。早く治して・・・
第81章 退院・学校…そして、、、
クラスメイトの瑞穂ちゃんとは、相変わらず仲良しだ。
休み時間になると、数人が集まり写真を撮ったり恋バナをしたり…。
盛り上がる。
「ねぇ〜綾は彼氏いるんでしょ?」
綾『え"っ?!!』
急に話題を振られ、焦る綾。。。
「その焦りっぷりは、いるなー???!!いつの間に作ったのよ!休んでる間だなぁ〜!」
「ねぇねぇ〜タメ?それとも歳上??もしかして同じ学校?」
女子数人による質問責め
綾「い、いや、、違うよ〜」
「なーんだ、うちの学校じゃないんだぁ〜。じゃ、何処の学校?」
綾「いやっ…っ、えっと…。。」
「え?もしかして歳上?大学生?」
綾『…いや…。。大学生…でもない。』
「え?じゃ、社会的?」
綾『……。。。。』
「うそ?!!それって犯罪じゃん!現役JK彼女にするなんて!」
「そうだよ〜」
綾『そんな事ないっ!』
ムキになって言い返す綾
「ふ〜ん!そんな好きなんだ、その人の事!!写真とか無いの?」
綾『えっ?無い…』
「うそ〜?!見たい見たい!!」
みんなが囃し立てる
綾『だって本当に無いだもん』
「え〜〜っ見たかった〜!!じゃぁ〜せめてどんな人かだけでも教えてよ〜!」
綾『どんな人って…。。。』
「執事の宮田さん…カッコいいじゃん?!あんな人がいつも隣にいたらさ、他の男見てもカッコいいってなんないんじゃないの?」
「確かに〜!!宮田さんカッコいいもんね〜」
「ねぇねぇ〜、イケメン?」
綾『…///。イケメンではあると思う。でもちょっと怖い…かな。』
「大丈夫?その彼氏!暴力とか振るわれてない?」
物凄く心配されてる…
綾『だ、大丈夫だよ!心配しないで!!私が先生との約束さえ破らなきゃ、怒られないからっ。』
咄嗟にみんなに弁明する綾
「先生??え?教師なの?綾の彼氏!!」
「うそ?!マジ??うちの学校?」
綾『違う!!違う!!』
「ムキになって〜!」
綾『本当にそうじゃないって!!』
瑞穂「もしかして綾ちゃんの彼氏って、あの時の先生?」
鋭い……。。。
嘘を付くのが下手な綾はすぐにバレる
綾『ん、んぅ〜。』
