
先生…お願い。早く治して・・・
第85章 才色兼備な【元・彼女】と、自信の無い【今・彼女】
梨沙「そうねっ!もっと、ずーーっと、ずーーーっと、ハイスペックな男!見つけてやるわ!!」
石川「あぁ〜!その勢いならすぐ見つかるさw」
梨沙「ゲンこそ、こんな良い女を振るんだから、ゲンの彼女は余程、良い女なのね?」
石川「あぁ〜そうだな。。俺が頑張って捕まえておかないと、すぐに逃げちゃうんだよ」
クスッと優しい微笑みの石川を見て梨沙は
梨沙「ふぅ〜〜ん!なんかヤキモチ妬いちゃうなっ!ゲンが追いかける女なんて!」
石川はフッと笑った
(先生が言う彼女って私の事?そんなわけない…。
先生に追って貰える様な女じゃない。それに、そもそも私は彼女と言えるんだろうか…。。もし仮にそうだとしても、私は先生にそんな事を言ってもらえる女じゃない…。
むしろ捨てられるかもしれないと思っているのは、私の方だ…
迷惑しか掛けてないもん……
そして今も…また…、、
い…たいよ…っ。。。。。
切れかけていた薬が完全に……
…せんせっ………い、いたい…
いたい…よ…
ダメだ……どうしよう…がまん…、、できない…
先生とあの女性の関係が気になって先生にバレない様にこっそり開けていた診察室へ続く扉、そこに手を伸ばす…
すぐそこにいるのに…
近いのに遠い…
先生までの距離…
んっ…せんせっ…せんせっ…
バンッッ!!
