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先生…お願い。早く治して・・・

第18章 初めての治療(前編)

「 力抜いてれば痛くないからね、ゆっくり深呼吸して」


そいうと昨日と同じ一番細い膣鏡にジェルを塗ると
ゆっくりと膣口へと沈める。


『 んっ、やっ……痛いっ』


「 深呼吸して、力抜いてごらん。大丈夫だから。」


『ヤダっ〜抜いて〜』



「もう全部入ってるから…少し我慢して。」


石川はモニターに映し出されたデータを確認すると、膣口からゆっくりと引き抜いた。


「はい、終わり。」



『ゔ…ゔっ……。』


泣くほどの痛さでは無かったが、怖くてちょっとの事でも涙が溢れた。


「 深呼吸して力抜いてなさいって言ったのに〜」




そう言うと先生は“ピッ”っとボタンを押し、診察台を元に戻してくれた。











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