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先生…お願い。早く治して・・・

第20章 可愛い妹よ…俺たちがいる

高梨:「それじゃぁ、ちゃんとお兄ちゃんの言う事聞くんだよ。俺はちょっと仮眠とるから、またね!あや。」

眠そうに、高梨は医局へと帰った




石川:「…俺たちも戻るか」



3人は病室へと向かった



「じゃあ、回診の時また来るからね」

石川もまた自分の部屋へと戻った






病室に戻ったものの



宮田はまだ、複雑な想いでいた。




お嬢様の先程の行動…

何度も脳裏をよぎる…………


今まで積み上げてきた2人の絆…、それが一夜にして崩れ堕ちてしまった……


また避けられたら…そう思うと、いつものように近づけずにいた


なんと話しかければ……



微妙な空気を割ってきたのは綾だった

『 勝手に抜け出してごめんなさい…』

綾はボソッとつぶやいた


「 えっ?あっ、いや、私こそお嬢様が出て行く事も気が付かずすみません…執事失格です。」



『 ………。』

少し長い沈黙が流れた






『……一つお願いがあるの…。』



「…はい。なんでしょうか。」



『 宮田には………医者になって欲しくない。私といる時は執事でいて!……宮田を嫌いになりたくない、お願い…。』



「 ……お嬢様……私の方こそすみません。」



綾は首を横に降ると


いつも様にニコっと微笑んだ。


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