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先生…お願い。早く治して・・・

第23章 治療は嫌っ〜(石川先生&高梨先生 前編)

トントン

「失礼します」


そう言って入ってきたのは高梨先生だった




診察台に腰掛けた石川の膝の上には、顔を埋め肩を震わせ泣き続ける綾の姿が…



高梨 : 「 痛くなっちゃったかぁ〜」

そう言って診察台までやってきた


石川 : 「悪いな…」


高梨 : 「いえいえ、ちょうど外来が終わった後で良かったです」


石川は自分の胸に顔を埋める綾の顔を覗き込むと

石川 : 「 綾…直ぐに楽になるから、ちょっとだけ頑張ろ?なっ?」

と、優しく問いかける




綾 : 『う…う……、やだぁ〜…』




高梨 : 「 綾、大丈夫…。すぐ終わるから!ね?」


綾は石川の胸に顔を埋め、肩を大きく揺らし泣きじゃくる




しかし、どんなに泣いても治療を止めることは出来ない

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