
先生…お願い。早く治して・・・
第26章 あれから3年…高校2年
“お嬢様、貴方って人は…。”
宮田は目を細め愛おしそうに見つめる
『一生に一回だよ。私なら大丈夫だから楽しんできてよ。ねっ!』
綾は恥ずかしそうに笑った
“ありがとうございます。やはり貴方は最高の女性です”
宮田は綾の頬にそっと手を添え、見つめた
『ちょ、ちょっと止めてよ!恥ずかしいでしょ…。それに、何やらかすか分かんないから行けないとか言ったくせに』
綾は恥ずかしさを隠すように一言文句を言ってやった
“ もちろんそれは心配でなりませんよ。それだけが気がかりですからっ!だから毎日電話します”
宮田はふふっとイタズラに微笑んだ
『ダメーー!電話禁止!!!絶対に禁止ね!!レイちゃんとの新婚旅行で私の事、考えないで。レイちゃん可哀想でしょ。』
“ 分かりましたっ。じゃぁ、私がいない間、良い子にしていて下さいね。”
宮田は綾の頭をポンポンと叩き微笑む
『うん。分かった!…って、子供扱いして〜!もう〜』
綾は頬を膨らませた
宮田は私の初恋の相手。
もちろん宮田はそれを知らない。
正直な気持ち、ほんの少し私の宮田でなくなってしまった事は悲しい気もするが、私はレイちゃんが大好きで、レイちゃんとなら幸せになって欲しいと心から思っていた。
