
先生…お願い。早く治して・・・
第27章 いじめ…そして運命を変える決断
朝食を食べ終わると、私はいつものように車で学校へ向かった。
違うのは、いつも一緒の宮田がいない…ただそれだけ。
「お嬢様、では行ってらっしゃいませ。またお迎えに参ります。」
『うん。行ってきます。』
私は教室へ向かった。
綾は華奢な体型で背も高くないが、ほんのり栗色の綺麗なストレートヘアーと、可愛らしい顔は、目を惹くものがあった。
しかしあの事故以来、昔のように騒いだり走ったり、兎に角、身体の負担になる事を制御している為、昔の私を知らない人は、良く言えばお淑やかで、おとなしい人に見えていてもおかしくない。
