
先生…お願い。早く治して・・・
第28章 まさかの再会!
綾 :『あ〜、ダメだ…怠い。。身体が重い。』
その姿はキャピキャピの華のJK…、、とはとても言い難い風貌だった。
どうしよう、怠すぎて食欲もない
でも何か食べなきゃ…
せめてスープ位ならなんとか食べれるかな…
下を向き、重い足取りで現れた綾は、野菜スープを頼み、石川先生達が座るテーブルとは少し離れた誰も座っていないテーブルに向かい合うように座った
綾 :『はぁ〜。』
綾は大きなため息を一つ吐くと、テーブルに顔を埋めた
イケメン集団の医者達に食堂内はざわつき、キャーキャーと黄色い声が飛び交ういつもとはかけ離れた雰囲気なのにも関わらず、体調がMAX悪い綾は、全くそれに気付く様子も無かった。
司馬 :「あれはなんだ?」
いつも以上に冷めた目付きで司馬は呟いた
石川 :「ん〜、もはや俺達がイメージするJKではないな…」
石川もまた、苦笑いするかの様につられて呟いた
司馬 :「あそこだけ、ジメジメしてて、まるでキノコが生えそうな位、酷いな」
高梨 :「あ〜、流石にあれはないわ〜」
高梨もまた失笑した。
その会話を聞いて、優奈達はクスクスと笑っていた。
いい気味だと…。
そして、それに対抗するかの様に、優奈は女子高生という若さを武器にアピールしているようだった。
しかし、肝心の綾はというと、
石川達に全てを見られて、言われたい放題言われている事にも全く気が付いていない。。
