
先生…お願い。早く治して・・・
第29章 最悪な健康診断
昨日と今日の2日間、学校では健康診断が行われていた
昨日はマラソン大会の日。
マラソン大会は毎年2年生が行う学校の伝統行事。
マラソンのなかった1年生と3年生は昨日の午前中に健康診断が行われた
生徒達は事前に身体測定やレントゲン、血液検査なども済んでいる為、そのデータをもとに石川先生、司馬先生、高梨先生の3人が問診し内科検診を受けるというものだ。
生徒達は突然のイケメンのスーパーDr.達に興奮しっぱなしだった。
私はというと、、
家に帰ってからも、怠さや息苦しさで呼吸がし辛く、
体調が良くなる事はなかった。
ただ、どうしても病院に行くのが嫌で、誰にも気づかれない様に運転手やメイドの前ではいつも通りの自分を装った。
先生からはLINEと着信が何度かあった。
“病院に行く代わりに、宮田には連絡しない。”
なんて約束したのに私は今、誰にも気付かれない様に部屋にいる。
結局、先生との約束を破ってしまった。
LINEの既読を付けるわけにはいかない。だって、返す言葉が無いのだから…
もちろん電話に出るなんて、怖すぎて出来ない。
今私が望むのは、寝たら明日の朝には体調が戻っている事だけだ。
そしたら、帰った後にぐっすり寝てしまって、LINEも電話も気が付かなかった。と謝りの返事を打とう。
そして寝たらもうすっかり回復したので大丈夫だと言おう。
