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先生…お願い。早く治して・・・

第7章 手術…そして、目覚め

院内スタッフは急遽始まる手術の準備に追われていた。


司馬は他の患者の診察を終え、診察室を出た。

「ふぅ〜、タバコでも吸うかな」

そう思い喫煙室に向かう途中、廊下を走るスタッフと出くわした。

「おいっ! 走るなっ !! 」

“すっ、すいませんっ” と頭を下げる

「どうした?! なぜ走ってる?」

“ えっ…っと…、これから緊急手術で…”

「 急患か? 」

“ はい…えっ…と………。”

「どうした?ハッキリ言えっ!!」

“ はいっ。。進堂様のお嬢様……です。”

「なんだと?本当か?なんの手術だ」

“は、はいっ…怪我をした様で…”

「誰が担当だ?」

“………院長先生です。”



司馬は手術室へと急いだ。

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