
先生…お願い。早く治して・・・
第29章 最悪な健康診断
高梨「あの子はよほどの理由がない限り絶対に走ったりしない。」
優奈「言いがかりは止めてよ!いくら先生でも名誉毀損で訴えるわよ。パパに言えば先生なんてどうにでも出来るんだから」
みずほは自分のせいで今度は先生にまで…
みんなに迷惑が掛かる事に苦しんでいた。
高梨「俺は大丈夫。心配いらない!訴えられるのは君の方だ!」
優奈「はぁ〜?何言ってるの!覚悟しなさいよ」
高梨はクククっと笑うと余裕の表情を見せる
高梨「君は何も分かってないんだね?君こそ綾のパパに、訴えられるぞ。」
優奈「私を訴えるって??笑わせないでよ!!それで脅してるつもり?」
高梨「君、本当に知らないの?綾のパパが誰か。」
優奈「はぁ〜?知るわけ無いでしょ!」
高梨「君もよりによって一番手を出してはいけない相手に手を出したね!!大事な一人娘の身体を壊したんだから。下手したら君のパパの会社も危ないかもな〜。」
高梨はフフッと笑った
優奈「そんな事で、私のパパの会社が?笑わせないでよね!!先生こそ、それで私を脅してるつもり??」
優奈の子分的な子達も笑ってる
「そうよ!優奈のパパは凄いのよ!!」
高梨「そうかな?
綾のパパは世界トップ3に入るグローバル会社、SHINDOの社長と聞いても?」
優奈「え?!……。SHIND…」
優奈の顔は一気に青ざめた。
高梨「そうだよ!綾はその可愛い一人娘だからな!訴えられたくなければ、今後一切手を出さず、おとなしくしている事だね。もちろん他の子にもだ!!」
優奈「……っ。」
優奈は悔しそうにフンっとそっぽを向き、部屋を出て行った
