
先生…お願い。早く治して・・・
第31章 3年振りの検査…そして治療
先生が呼んだ男性は20代位の若い看護師さんだった
石川「悪いね、森下、急に来てもらって」
森下「いえいえ全然大丈夫です」
その男性は私を見るなり
「森下 一馬です。宜しくね。カズって呼んで。」と笑った
とても優しそうな、キュートな笑顔。年齢が若いだけで親近感に近いものが湧いてきた。
でも、この人は石川先生に言われてきっと私を押さえつけるんだ…。
結局みんな私の敵だ…
石川「森下、今から胸に麻酔かけるから、腕と肩、しっかり押さえてて〜」
綾はより一層ギュッとタオルを握りガードを固めた
森下はハイと頷くと
森下「綾ちゃんごめんね〜、タオルあると先生治療出来ないから、取ろうね。」
綾『やだっ』
初めて会う男の人の裸を見られ、押さえられる…
それも最悪だ。
森下「大丈夫、直ぐに終わるからね。取るよ」
結果、簡単に取られ、腕は頭の脇に持ち上げられ肩ごと押さえられてしまった。
