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先生…お願い。早く治して・・・

第31章 3年振りの検査…そして治療




先生はその間、麻酔の準備と注射の準備を始めた


銀色のトレーには大小様々な注射器が何本も入っていた。先生はそれをベットに乗せ準備万端の様だ。




石川「綾!暴れないの。やるよ。」





綾『やだぁ〜やだぁやだぁ〜注射ヤダぁ…ゲホンッゲホンッ』


どんなに泣いて嫌がっても、やめてはくれない



石川「最初消毒するよ〜」



先生は胸の膨らみに塗った麻酔を拭き取るように、消毒を含んだ脱脂綿でササッと拭くと、ちょんちょんと、指で注射の位置を確認し、麻酔が入った注射器を胸の膨らみに当てた。




石川「動くなよ〜、危ないからな」





綾『ゔっ…ゔ…やだぁ〜』


石川はゆっくりと胸の膨らみに針を刺した


森下は動かない様にしっかりホールド…。


石川は麻酔をゆっくり打ち込んでいく


綾『…ヒッ…っク…ヒッ…っく…』


森下「大丈夫、もう終わるよ〜」


石川「はい、一本目終わり」





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