
先生…お願い。早く治して・・・
第37章 我慢出来なくて……
石川は流れ続けるシャワーを止めると、下を向いたままうずくまる綾の肩に手を添えた
綾「立ちなさい」
先生の声は怒ってるでもなく、ごく普通のトーンのその声に、先生の今の気持ちを読み取ることが出来ない…
綾はびしょ濡れのまま石川の前に立たされた…
綾は今までに感じたことのない罪悪感と恥ずかしさ…色々な気持ちが入り混じる…
そして一番は、先生にこの醜態を見られた…
先生はこんな私をどう思うのだろう…
今はそれが一番怖かった
綾の肩は小刻みにプルプルと震えていた…
