
先生…お願い。早く治して・・・
第39章 無理な治療の代償は大きかった…
石川は綾のベットの周りのカーテンを閉めると
ベットの横にある椅子に座った
やはり無理をさせ過ぎた…
気を失ったまま、少し苦しそうに肩で呼吸し寝ている綾を見つめていた…
本当、医者失格だな…俺は…
2時間位経っただろうか、綾は咳と共に目を覚ました
綾『…ゲホッ…ゲホッゲホッ……』
石川「大丈夫か…」
石川は周囲に迷惑がかからぬ様、小声で声をかけた
綾は寝ぼけ眼で、声のする方に目を向けると、心配そうに私の顔を覗き込む石川先生の顔が映った
綾『…ゲホっゲホっ…せん…せ…ぇ…ぅッ……グスン…うっ…ひっ…ック…』
自分でもよく分からないが、先生の顔私見た途端、涙が込み上げてきた
先生は凄く優しく微笑み、綾の頭に手を乗せる
石川「どうした?大丈夫、大丈夫だよ。」
優しく頭を撫で、落ち着かせようと優しく声を掛ける先生は、意識を失う前の意地悪な先生とは別人のようだった
